ふんわり優しく戦国時代！

織田信長ってなんか怖い人ってイメージがあるよね。

それってどこからきたイメージなの？

信長はどんな性格の人だったの？

織田信長の怖い人というイメージがあるのは、『比叡山焼き討ち』のエピソードの影響がでかいと思うよ。

信長は自分に反抗する比叡山の人々を、女子供関係なく徹底的に殲滅してるんだ。

比叡山といえば延暦寺…。

坊さんのいる宗教の聖地みたいな場所だよね？

織田信長は一向宗などの宗教勢力と戦をしていたんだけどね、当時の人達は宗教勢力と戦うなんて神様に刃向かう行為で罰当たりだ…と恐れて手出しできなかったのを、信長は

『神様仏様なんて知ったこっちゃねぇ。反抗するなら潰すのみ！』

の精神で突き進んだのよ。

なるほど…怖い人のイメージがつくのも納得。

織田信長は自分に反抗する敵には容赦ない人だったんだ。

あと、信長の性格について詳しく書かれている資料もあるよ。

ルイス・フロイスという宣教師がいるんだけど、この方、キリスト教を広めるだけでなく当時の日本の歴史や、武将達の事などを詳しく記録に残しているんだ。

へぇー！

そのルイス・フロイスさんは織田信長と交流があったんだ？！

そう、ルイスさんは織田信長についてめちゃくちゃ詳しく記録を残してくれているんだよ。

一部、紹介するね！

…こんな感じ！

なんだか織田信長という人物が掴めてくるでしょ？

めちゃくちゃ詳しく書かれているね！

ルイス・フロイスさんに感謝！

信長は凄く強気な性格で俺様タイプというのが伝わってくるね。笑

ねー！あんまり上司にしたくないタイプだよねぇ。

意見とかしたら睨まれそうだよね。笑

俺のすることに文句言うなー！ってタイプだよね。絶対。笑

そしてもうひとつ、織田信長が怖い人というのをイメージつけるエピソードがあるよ！

聞く聞く。

信長は自分に敵対した浅井久政・長政親子と朝倉義景を滅ぼした後、彼らの髑髏(頭蓋骨）で杯を作ったんだ。

ひぇーっ！

髑髏を金でコーティングしたんだって。

それでこの杯を正月の宴会で家臣達にお披露目したらしいよ。

家臣達もガクブルだね。

信長はなんでそんな事したの？敵だからムカついた腹いせ？

織田信長を怒らすとこうなるぜ？っていうアピールだったという説もあるし、死者に対して敬意を払い作ったとの説もあるよ。

でもどっちにしても、普通の感覚では髑髏の杯なんて見せられたらウワァ…ってなっちゃうよね。

自分の上司からそんなもん見せられたらちびっちゃうよ…。笑

たまったもんじゃないよね。笑

あ。あと『へし切り長谷部』にまつわる恐怖エピソードもあるよ！

へし切り長谷部！刀の名前だね？

刀剣乱舞ブームで有名になったよね。

そうそう、その『へし切り長谷部』さんの元ネタとなったエピソードが怖いんだよ。

聞く聞く！

とある日、茶坊主がヘマをしたか信長を怒らせてしまったんだ。

信長は許すことなく、その茶坊主を切り捨てる事にするんだけど、茶坊主は逃げ回って棚に隠れてしまうの。

で、棚から出てこない。

出てきたら信長に切られちゃうもんね。

そう。

で、仕方がないから織田信長は棚ごと茶坊主を切ってしまったという…。

棚ごと人間を圧し切ったから、その時使った切れ味抜群の刀は『圧(へ)し切り長谷部』と名付けられたんだ。

名前の由来怖すぎぃ！

織田信長って結局、怖い人だよね？

ね。笑

お茶目な一面もあったらしいけど、やっぱり怖いエピソードが圧倒的に多いから『怖い人』のイメージがつくのも仕方がないよねぇ…。

おちゃめな一面については、どういったエピソードがあるの？

家臣達の前で女装して舞を披露していたとか、相撲大会を開いて皆でワイワイ楽しんでたとか…。

女装！怖いイメージの織田信長だからかなりギャップがあるね！

あと、お気に入りの家臣には優しかったり甘かったりしてたみたいよ。

そういった子には惜しみなく褒美を与えたり、裏切られても許そうとしたり…。

へぇ〜！どんな人が贔屓されていたんだろう？？

織田信長は自分に批判的な人や無能な人を嫌う傾向にあるから、仕事できる子や素直な子が気に入られてんじゃないかな？？

織田信長のお気に入りの森蘭丸や豊臣秀吉は有能だし、信長を立てる系の人だよね。

なるほどね〜。

織田信長は優しい一面もあるけど、怖い部分は極端に怖い…みたいな感じかな？

でもやっぱ、織田信長は怖いエピソードの方が圧倒的に多いよね。笑